平成23年9月

写真は、東北釜石の唯一の芸者さん”艶子お姉さん”に、「釜石浜唄」「釜石小唄」のお稽古をつけて頂いているところです。
避難所をお借りしてのお稽古でしたが、避難所の皆様も私達をたいへん歓迎してくださいました。艶子お姉さんは、釜石の伝統を絶やさないでほしいという強い思いから通常ではお教え頂けない釜石のお唄を熱心にお稽古して下さいました。

先日、8月30日に上京され、目黒雅叙園にて艶子お姉さんと共演させて頂き、お稽古したお唄と踊りを披露させて頂きました。お姉さんの現役芸者としての凛としたお姿、張りと艶のあるお声、芸に生きる人としての一言一言にとても感動致しました。

最初に避難所でお会いしたときは、津波でお三味線が流されてしまったとお聞きし、是非お三味線だけでもお届けしたいとの思いでしたが、このご縁により芸を通じて、思いもしなかった大きな財産を頂けたと、心より感謝しております。
艶子お姉さんが今度、八王子へ行ってみたいわとおしゃって下さり、とても嬉しいです。
是非、八王子へもいらして頂きたいと思っております。

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平成23年5月

先日、被災された釜石の艶子おねえさんに三味線をお届けしました。

艶子おねえさんは、釜石で現役の芸者さんとして活躍していらっしゃる方で、三味線が津波で流されてしまったことをお聞きし、少しでも元気を出して弾いていただき、また周りの方にも、それを聞いていただけたらと思い、私の持っている三味線をお届けしました。

   
 
 
お届けした三味線をひく、艶子おねえさん。
凛としたたたずまいのおねえさんでした。(5月1日 釜石にて)
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平成23年3月

日本中が悲しみと恐怖と不安に包まれています。
毎日テレビで悲惨な状況を見て、涙しています。

私たちは、日頃から平和をあたりまえと思い、あたりまえのように電気を使い、物を無駄にしてきたことに愕然とします。

このような国家をも揺るがす大事の時に、人として、何をすべきか?何ができるのか?
今後の生き方と、人としてのあり方を問われます。

お仕事もなくなる一方で、不安はつのるばかりですが、
何かを見つけて行かなければ!

 

このような時こそ、人とのつながり、心のきずなや思いやりが大切だと痛感しています。

高尾山薬王院の豆まきで、 俳優の大杉漣さんと